指しゃぶり、いつまでやらせていいの?

指しゃぶりはしゃぶる指の種類やしゃぶり方にもよりますが、歯並びやかみ合わせに影響が出ることが知られています。しかし、子どもたちにとっては成長過程で非常に重要な行為でもあるので、すぐに禁止するのもよくありません。

大切なのは子どもたちの生活リズムを整え、外遊びや運動をしっかりさせ、手や口を使う機会を増やすこと。今回は、指しゃぶりへの対応についてお話します。

乳児期(生後12カ月頃まで)

成長発育に大変大切なのでやめさせることはしません。なめたりしゃぶったりしながら子どもは育っていきます。清潔な玩具なども用意し、十分に口遊びをさせましょう。

長時間見られる指しゃぶりは、哺乳状況や刺激の少ない環境に関係することがあります。

幼児期前半(1~2歳まで)

遊びが広がるので、徐々に頻度が減少して、眠いとき、退屈な時にするようになります。この様な指しゃぶりは問題ありませんし、多少の歯科的問題(部分的に出っ歯になる等)が出ても後で自然に改善していきます。

ただし、1日中頻繁であったり、指だこができる場合には専門家による対応が必要な場合もあります。

幼児期後半(3歳~就学前)

習慣化した指しゃぶりでも、保育園、幼稚園で子ども同士の遊びなど社会性が発達するにつれ、自然に減少していきますが、長時間続いたり、再発した指しゃぶりは専門家による積極的対応が必要です。

ご家庭では生活リズムを整え、戸外で十分に遊びや運動で発散させ、スキンシップを図りましょう。叱ったり、指にいやな味のするものを付けたりなど、強制的、懲罰的手段は逆効果となります。

学童期

やめなければならない理由を説明・理解させることでやめようとする意志を持たせる必要があります。周囲の励ましが重要です。さらに専門家による積極的対応も必要となります。

引用文献
・子どもの歯と口の保健ガイド
(小児科と小児歯科の保健検討委員会)

アドバイス
静岡県歯科医師会地域保健部員
横井 雅 先生
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