乳幼児歯科健康診査でよく指摘されることと、その対応

乳児のむし歯は、保護者の意識の向上や知識の修得につれ、ここ20~30年著しく減少いています。また、関心は歯だけでなく、歯の生える時期や、噛み合わせ、口腔習癖や食育にまで及んでいます。今回は市町行政で行われている乳幼児の歯科健康診査でよく指摘することをピックアップしましょう。

上唇小帯(じょうしんしょうたい/上唇中央のすじ)

歯の間まで伸びているとすきっ歯になるため、永久歯が生えるまでには治しましょう。

舌小帯(ぜつしょうたい/舌の裏のすじ)

舌の先端に近いところまで伸びていると、舌の運動が制限され咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)・発音に支障をきたすおそれがあります。

癒合歯(ゆごうし/二本の歯が一本にくっ付いた歯)

特に治療はしませんが、永久歯も同じ癒合歯だったり一本しか生えなかったりします。

エナメル質形成不全症

歯の表面を構成するエナメル質が、先天的に何らかの障害を受けうまく作られない状態で複数~多数歯に及ぶこともあります。むし歯のリスクが高く、前歯では見た目の問題もあります。

前歯の変色

赤や褐色、黒っぽく変色することもあります。色が薄いと気づかれない場合もあります。歯ぐきに膿の袋がなければそのまま経過を観ることもあります。

歯の萌出(歯が生える)時期

成長には個人差があります。左右の同じ歯で比べるのが目安です。

指しゃぶりによる開咬(かいこう)/奥歯は噛んでいても上下の前歯がかみ合わない

詳しくは「指しゃぶり、いつまでやらせていいの?」で解説。

アドバイス
静岡県歯科医師会地域保健部員
森 俊大 先生
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