むし歯になりにくい丈夫な歯をつくるには、フッ化物が有効

むし歯の発生を防ぐための手段として、フッ化物の応用が有効です。今回は、フッ化物の施設での集団的応用と、家庭での応用についてお伝えします。

国内外で有効性・安全性が確認

フッ化物応用によるむし歯予防効果は国内外の多くの研究により、その有効性・安全性が確認されています。厚生労働省が示すフッ化物洗口ガイドラインでは、フッ化物の応用には歯科医院等で行う歯面塗布法に加え、保育所・幼稚園・小中学校等の施設で集団的に行うフッ化物洗口の普及を図ることで、より大きく口腔(こうくう)保健向上に寄与するとしています。

特に、4歳~14歳までの間に継続して実施することでより大きな効果をもたらし、成人になっても、むし歯予防の効果があることが確認されています。平成26年10月現在、日本全国で約半数に当たる915市町村の1万あまりの施設で100万人以上がフッ化物洗口(せんこう)を行っているという調査結果があります。

毎日の歯磨き習慣や食生活習慣が大切

家庭におけるフッ化物の応用では、フッ化物配合の歯みがき剤を使用した歯みがきになります。現在、市販されている歯みがき剤の多くはフッ化物が配合されていますので、購入時にパッケージを確認してください。

歯みがきの後に口をすすぐのは1~2回程度にしてフッ化物の成分が歯面に残るようにしてください。フッ化物洗口に歯面塗布やフッ化物配合歯みがき剤を併用してもフッ素の過剰摂取になることはありません。

フッ化物応用はむし歯予防に大きな効果をもたらしますが、それはあくまでも補助的手段であり、毎日の歯みがき習慣や食生活習慣が大切である事は言うまでもありません。

アドバイス
静岡県歯科医師会地域保健部員
山村 孝夫 先生
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