悪い姿勢は、子どもの歯ならびをゆがませる!

日常生活の姿勢のクセで、歯ならびがゆがみます。なかでも睡眠時やリラックス時の姿勢である「うつぶせ寝・横向き寝(睡眠癖)」と「頬杖」が歯ならびへの影響が大きい態癖(たいへき)として知られています。今回は、姿勢と歯並びのお話しです。

歯ならびだけでなく全身にも影響が

日常生活の姿勢のクセが、歯ならびをゆがませることをご存じですか? 例えばうつぶせ寝。毎日「うつぶせ寝」で寝ていると、枕のあたっている歯列が直線状に押し込まれていきます。

個人差はあるものの、力の方向をそっくり写し取ったように、ゆがみが歯ならびに現れます。子どものそういったサインを見つけたら態癖(たいへき)の存在が疑われます。

態癖をそのままにしておくと、歯ならびへの影響だけでなく、顔貌(がんぼう)や全身への影響もでてきます。最近では、「肩がこる」「頭が痛い」「疲れやすい」「顎の関節が痛く、ポキポキ音がなる」「口が開けにくい」など大人が抱えるような不調を訴えてくる子どもも少なくありません。

また、全身、顔面、口腔(こうくう)のゆがみが長時間続くと、発育不全につながる恐れもあります。こうした事態を避けるためにも態癖は改善していく必要があります。

態癖に応じた改善方法をかかりつけ医に相談

態癖を改善するためには、まずは子ども本人に気づかせることが必要です。その時に役に立つのは生活習慣のチェックです。寝ている時やくつろいでいる時のお子さんの日常の姿勢を振り返ります。

テレビを見ながら頬杖をしていないか、寝ている時に横向き寝やうつぶせ寝をしていないかを振り返り記録します。癖は寝ている時など無意識なことも多いので、写真などを撮ったりして自分の態癖に気づくことも大切です。

また、「うつぶせ寝をしているのを見かけたら、ひっくり返して仰向けにする」「横向き寝をして枕が頬に当たっているのを見つけたら、枕を頭の上方にずらして口に当たらないようにする」といったご家族の協力も必要です。

何よりそのようなサインがあったら、かかりつけ歯科医に相談して、態癖に応じた改善方法を探り、「それをさせない」環境を一緒につくることが大切です。

参考文献
『歯科衛生士』 2016年3月号 クインテッセンス出版

アドバイス
静岡県歯科医師会地域保健部長
竹内 純子 先生
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