永久歯が生えてこない?レントゲン検査を受けましょう

きれいな歯ならびを保つためには、かかりつけ歯科医院でレントゲン検査をして、永久歯の状態をチェックするのが一番。骨の中で起きている問題を早期に発見できます。今回は、レントゲン検査の有効性についてお話しします。

過剰歯(かじょうし)は、100人に1人の割合で発現

「大人の前歯がなかなか生えてきません」と言ってお子さんと一緒に来院される親御さんがいらっしゃいます。そんなときはレントゲン検査を行い、永久歯の状況を調べます。多くはもう少し待てば永久歯が生えてきますが、中には問題があって歯が生えてこないことがあります。

過剰歯(かじょうし)と呼ばれる余分な歯は、100人に1人の割合で発現し、女の子より男の子に多く見られます。この過剰歯が、大人の歯が生えることを邪魔することがあります。

過剰歯は生えてくることもありますが、骨の中に埋もれたままになることもあります。過剰歯は必ずしも抜歯するのではなく、抜かずに様子を見る場合もあります。

となりの歯の根(歯根)を溶かす埋伏歯

過剰歯はないけれど永久歯が生えてこないことがあります。骨の中に埋もれたままになっている永久歯を埋伏歯(まいふくし)と言います。埋伏歯は100人に2人の割合で発現し、男の子より女の子に多く見られます。

埋伏歯の困ったところは、歯が生えてこないだけではなく、埋伏歯の約80%がとなりの歯の根(歯根)を溶かしていることです。根を溶かされたとなりの歯は、ひどい場合、抜歯せざるをえないことがあります。埋伏歯は矯正治療で骨の中から引っ張りだすこともありますし、抜歯することもあります。

小学校入学の時期にレントゲン検査を

もともと、永久歯が無いので生えてこないこともあります。これを欠損歯(けっそんし)といいます。欠損歯があると隙間ができたり、歯が傾斜したりしてしまい、歯ならびが乱れる原因となります。

このように骨の中で起きている問題をレントゲン検査で発見することができます。小学校入学の時期に永久歯が生え始めますので、その頃にかかりつけ歯科医院でレントゲン検査を受けることをお勧めします。

問題を早期発見し、歯科医師と相談して早期治療を行うことで、お子さんの歯ならびを健全に保ちましょう。

アドバイス
静岡県歯科医師会地域保健部員
猪熊 健一 先生
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