Q. 子どもを叱ってばかりで悩んでいます

お母さんから、よく「叱ることはいけないことなのでしょうか? また、どのように褒めればいいのでしょうか?」といった質問を受けます。「こうなってほしい」という子どもへの思いが強いほど、目の前の子どもの行動にイライラし、感情をぶつけてしまうことがありますよね。

A. 「叱る」と「怒る」は違います。
また、「叱り方」「褒め方」には、コツがあるんです。

「ちゃんとやりなさい!」「遅いわね!早くしなさい!」「お兄ちゃんは~なのに、あなたは・・・」「また散らかして・・・」こんな言葉掛けばかりでは子どもの心がつぶれてしまいます。でも、怒ったお母さんも、「言い過ぎちゃったな」と後悔するものです。

怒ったお母さんも怒られた子どもも辛い・・・。これは、「叱る」ではなく、「怒る」にあたります。「叱る」というのは、子どもの成長のために「悪いことは悪い」と毅然とした態度で伝えることです。子どもを育てる上で、「叱る」事は大切です。

また、「子どもを褒めて育てましょう」とよく耳にします。なぜ「褒める」ことが大切なのでしょうか。それは、次のような理由からだと言われています。

  • 「自尊感情・自己肯定感」が育まれる
  • 子どもとの信頼関係を築きやすい
  • 良い習慣がつきやすい
  • 叱られすぎると、失敗を隠そうとしたり嘘をついたりするようになる
  • 叱られてばかりいるとルールを守れなくなる

では、どのように叱ったり褒めたりするのが効果的なのでしょうか。

「叱り方」のコツ

❶子どもの動きを止めて、目を見て、短い言葉で伝える

❷「あなたのことが大好きよ」ということが伝わるように叱る ・「人格」ではなく「行為」を叱る ・理由を伝える ・「○○してはダメ!」よりも「○○しよう」

❸「気持ち」と「行動」を区別する

❹“あなた”メッセージではなく、“わたし”メッセージを伝える

❺同じ失敗を繰り返すのが「子ども」ということを理解する

「褒め方」のコツ

❶少しでもできたところから褒めていく

❷できた時にタイミング良く褒める

❸“あなたのことをちゃんと見てるよ”ということを言葉、態度で伝える・・・「お友だちにやさしくしていたね」など

❹他の子と比べるのではなく、その子自 身の成長を見つけ言葉にする

❺最高の褒め言葉は「ありがとう」・・・「あなたがいてくれて助かるよ」という気持ちを込めると、「認められた」という喜びを味わえ“自信”が育つ

まとめ

『安心感』『満足感』が人間形成の土台となり、「自尊感情・自己肯定感」が生まれたり、「失敗や挫折に耐えられる強さ」が育ちます。日々の関わりの中で、子どもの話を聴いたり、まるごと褒めたりしながら、自尊感情・自己肯定感を育んでいきたいですね。

アドバイス
森亜矢子さん(臨床心理士)
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