Q. うちの子は、自分の思い通りにならないとキレてしまいます。どう対応したらいいでしょうか?

「キレる子ども」への対応に苦慮している、という話をよく耳にします。キレる原因は子どもによってさまざまです。「暑い」「狭い」など、生理的に不快だというだけでキレる子、ゲーム等で負けたり、「ダメ」と言われるなど、自分の願望と異なる結果にキレる子、頑張っても成果が上がらず、評価されないことで沸点に達してキレてしまう子……。キレる背景には様々なことが考えられます。

A. キレてしまった時の対処行動について、事前に 想定しておいたり、話し合ったりしておきましょう。

 

キレている最中に叱っても、火に油を注ぐようなものです。まず静かな場所に移動し、気持ちを落ち着かせ、次のような声かけをしてみましょう

☆落ち着きを取り戻した後

「どうしたの?お話を聞かせて」
「本当は、どんな気持ちを伝えたかったのかな?」

☆言語的な表現力が伴わない子には

「どれか近いものがあったら教えて」
(親が想像した本人の気持ちを複数あげて)

☆声をかけても見向きもしない子には

「いつもはずっとおこりんぼ虫がいるのに、今日はすぐにいなくなったね。どうやってやっつけたのかな」
(成長を認めているよ、というメッセージを伝えるために)

☆「おこりんぼの自分を何とかしよう」という思いを親子の間で共有できるようになったら

「どういう時におこりんぼになっちゃうのかな?」
(キレるパターンを探り、どのパターンから崩せるかを検討)
(例)遊んで負けた時

「いつもはおこりんぼになる場面なのに、そうならなくて済んだ時があったら教えて」
(使えそうな手立てを探る)
(例)優しい友だちがそばにいた時

「おこりんぼ虫がやってきた時の作戦を一緒に考えよう」
・緊急避難場所の活用(気持ちの切り替え)
・水を飲む(場面の切り替え・気分転換
・深呼吸をする(気分転換)
・目を閉じて頭の中で数を数える(気分転換
・好きな感覚刺激を得る(リラックス)
・「平気、平気」等、キーワードや呪文を唱える (感情のコントロール)
・発散する活動をする(安全に怒りを放出)
・気持ちのスケーリングをする(怒り度70レベルで止められた 等、自分の行動の成長を見やすくする)


対処方法は何種類か考えておき、そこから選択できるようにしておいた方がいいでしょう。次からの行動が変わってくると思います。

キレてしまう子は、「どうしていつもこうなっちゃうんだろう」と自分が嫌になり、自己肯定感が下がってしまいがちです。頑張ろうと努力している姿を認めたり、小さな変化を見つけて言葉で伝えてあげたりしてくださいね。

アドバイス
森亜矢子さん(臨床心理士)
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