こどもと絵本

こどもの絵本と侮るなかれ、身体や病気を知るのにうってつけの本をご紹介しましょう! お近くの図書館で、ぜひ手に取って読んでみて下さい。

1『かがくのとも きゅうきゅうばこ新版』
福音館(2017年)

ケガの応急手当が変わり28年振りに改訂されました。現代医療では傷口を「乾かさない」「ガーゼを貼らない」で治します。あなたの常識もリニューアル!

2『こころとしんぞう』
保育社(2014年)

好きなこに会ったドキドキと、走った後のドキドキは一緒なの? 神経と循環の生理をわかりやすく絵にした1冊で、心臓のはたらきがよくわかります。紹介したら中学生がはまりました。

3『スマッジがいるから』
あかね書房(2001年)

主人公のシンディは(書いていないけれどおそらく)ダウン症です。仔犬のスマッジとの物語は、読後感がほのぼのとします。実はこれを訳した岩元綾さんもダウン症なのです。当院には欠かせない絵本です。

4『ぼくは海(かい)くんちのテーブル』
新日本出版(2002年)

1歳のとき事故で重度の障がいをもった海くんと家族の実話絵本。一緒に生きるというメッセージが胸をうちます。現在は二十八歳の青年になり、元気そうです。(ブログ参照)胃瘻(いろう)から日本酒を飲んだりするそうですよ。その様子は『西原海いのちのメッセージ』(全障研出版2012年)という本にまとめられています。

5『わたしは いま とてもしあわせです難病のともだちからあなたへ』
ポプラ社(2010年)

生きるって、しあわせって、どんなことなのでしょう?「おとうとでもおねえちゃんでも とうさんでもかあさんでもなく わたしがこの病気になってよかったと、おもっているのです」この言葉はフィクションではありません。ちょっとでいいから感じて欲しい彼らの世界です。

6『こころにすむおおかみ』
じゃこめてぃ出版(2014年)

インディアンのおじいさんが語ります「ひとのこころには2頭のおおかみがすんでいるのだ…わしのこころでも つねに闘いをくりひろげておる」孫がたずねました「良いおおかみと 悪いおおかみのどちらが勝つのですか」おじいさんは何と答えたのでしょう?生きることを教える物語です。

7『いいこってどんなこ?』
冨山房(1994年)

100点満点の子育てなんてありえません。いいおかあさんって、どんなでしょう?日々をがんばるあなたにこそ読んでほしい絵本です。

アドバイス
静岡県立こども病院 医学司書
塚田薫代(つかだしげよ)さん
◆プロフィール
医学司書としてこども病院勤続25年のベテランさんです。入院患者のための移動図書「わくわく文庫」も行っています。
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