子どもは何でも口に入れたがる!防ごう!子どもの誤飲

誤飲とは、食べ物以外の物を誤って飲み込んでしまうことを言います。私たちの暮らしの中には、大人の視点では気づきにくく、誤飲しやすい日常生活用品や薬品・おもちゃなどがあふれています。また、最近では様々な形状の洗剤や殺虫剤が登場し、子どもが食べ物に見間違えてしまう物もあります。誤飲事故は特に乳幼児に多く、場合によっては後遺症を残したり、死に至ることもあり、注意が必要です。

乳児期

日々成長が楽しみな赤ちゃんですが、数ヶ月すると活発に動き出し身の回りの物に興味津々で、何でも口に入れようとします。ちょっと目を離した隙にヒヤリとした経験がある方もいらっしゃるでしょう。

幼児期

食品とそうでない物が区別できる時期ですが、周囲への興味関心が高まり家族の行動をまねして誤飲に至るケースが多くなります。例えば大人が灰皿として使用し放置した空き缶の中身を飲んでしまったり、最近はジュースと見間違うアルコール飲料もあり誤って飲んでしまうケースがあります。

事故を未然に防ぐために

・子どもの成長に合わせてどのような危険があるのか、家庭内の安全を確認してみましょう。
・子どもが飲み込める大きさの物、大人が口にするタバコや薬、洗剤など中毒の危険につながるものは子どもの手が届く場所に放置しないようにしましょう。
・タバコの灰皿として空き缶を利用する、ペットボトルに洗剤を移し替えるなど誤飲を招くまぎらわしい使い方はやめましょう。
・ボタン電池は飲み込んでしまうと胃に穴があく事もあり大変危険です。電池のふたが外れやすくなっていないか定期的に確認し、電池の保管や電池交換は子どもの目に触れない場所で行いましょう。

子どもの口に入る大きさとは?

目安としてはトイレットペーパの芯を通り抜ける大きさ、大人の手の親指と人差し指で作った輪を通り抜ける大きさです。母子手帳内にある誤飲防止ルーラーも活用できます。

おわりに

生後5~6ヶ月になると誤飲は起こる可能性がある事、子どもの行動は予測ができない事を認識しましょう。うちの子に限って大丈夫、ではなく、どの子にも危険性はあります。ただ、周囲の大人がこれらの知識をもち、子どもの目線で安全な環境を整えれば、誤飲事故は未然に防ぐことができるのです。

お父さんお母さんだけでなく、おじいちゃんおばあちゃんも含め、ご家庭でヒヤリとした、ハッとした出来事を共有して、一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

アドバイス
静岡県立こども病院勤務
西川友理(にしかわゆり)さん
◆プロフィール
平成10年より静岡県立こども病院に勤務、現在外来勤務。女の子の母親でもあり、お母さん目線で患者様を見守っています。
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする