Q. うちの子は、何でもやりたがり、失敗をたくさんします。この前も、片付けをしようとしてお皿を割ってしまいました。そういう場合、怒ってはいけないのでしょうか?

先日、ある研修会に参加してきました。その中で、このようなお題がありました 子どもがあなたの好きな服を勝手に洗濯してダメにしてしまいました。あなたは怒って、子どもに「洗濯機の使用禁止」を言い渡しました。このことから、子どもは何を学ぶでしょうか?

A. 失敗は、成長の絶好の機会!「結果」ではなく、 努力や取り組みなど「過程」を重視しましょう!

この子は、きっとお母さんに喜んでもらいたくて、はりきって洗濯をしたのでしょう。でも残念ながら失敗してしまった…そしたら『罰』が待っていた訳です。

恐らくこの子は、『失敗すると罰がやってくる。だったら、やらない方がましだ』ということを学んでしまうのではないでしょうか。意欲いっぱいの子だったのに、失敗を恐れ、だんだん消極的な子になってしまうかもしれません。

失敗を恐れず、果敢にチャレンジしていく『勇気』をもてるように

私の父親は、「お手伝い中の失敗は怒らないよ」と言ってくれていました。私もよくお皿を割りましたが、「お手伝いをしていたんだから、いい!」と、逆に認めてもらえる言葉を掛けてもらい、「次からもっと気をつけよう!」と素直に思えたものです。

ふざけていて失敗したのなら叱る必要がありますが、一生懸命チャレンジしている最中の失敗については、それまでの努力、取り組み、意図を認め、今回の失敗がどうしたら今後活きるかを一緒に考えたいですね。

そうすることにより、子どもは、「誰にだって失敗はある」「失敗は成功のもとだ」「失敗したって、助けてくれる人、応援してくれる人がいるから大丈夫」ということを学び、失敗を恐れず、果敢にチャレンジしていく『勇気』をもてるようになるのではないでしょうか。

子どもが不適切な行動をする根本原因と対応

子どもが不適切な行動をする場合、その根本原因は、「前向きに生きる勇気を失ってしまっている」からだそうです。

勇気くじき

・達成できていない部分や欠点を指摘したり、批判したりする
・他の子との比較を重視し、成功だけを評価する
・勝敗や能力に注目し、成果を重視する

などが挙げられます。
ということは、その逆の対応が、子どもを勇気づけることになりそうですね。

勇気づけ

・すでに達成できている部分を認める
・個人の成長を重視し、失敗をも受け入れる
・貢献や協力に注目し、過程を重視する

ご質問にあった『片付けをしている最中にお皿を割った』というのは、家族のためにお手伝いをしていた訳ですから、『貢献』『協力』に当たります。

お皿を割った、という『結果』ではなく、頑張ってお皿の片付けをしていた、という『過程』を重視して、「けがしなかった? 片付けようとしてくれてありがとう。今度は、こうするときっとうまくいくよ。またチャレンジしてみようね」という声掛けができたらいいですよね。

失敗は、成長のチャンス…失敗した時こそ、勇気づけをしていきましょう。

アドバイス
森亜矢子さん(臨床心理士)
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