ノロウイルス感染症

空気が乾燥している時期に気をつけたい感染症として「ノロウイルス感染症」があります。激しい嘔吐や下痢などの症状を引き起こすノロウイルス。自宅での感染予防や脱水予防、受診の目安について紹介します。

ノロウイルスとは?

ノロウイルスは冬季に多く、非常に感染力の強いウイルスです。ウイルスは便や吐物の中に含まれています。

感染した場合、半日~数日で嘔吐・下痢などの症状が出てきます。熱が出ることはほとんどなく、出ても高い熱にならないことが多いです。

ノロウイルスに対する治療薬はなく、症状に応じた対処療法のみになります。子どもは何度も嘔吐や下痢が続くことにより、体内の水分と一緒に塩分が大量に失われてしまいます。そのため、脱水状態になりやすく予防が必要です。

脱水予防のために

吐き気が落ち着き水分を欲しがるようであれば、お茶やジュースではなくイオン水などの経口補水液をペットボトルのキャップ1杯からスタートし、少しずつ量を増やしていくようにしてください。

自宅での感染予防

ノロウイルスにはアルコール消毒の効果はありません。自宅での感染予防は手洗いが重要になります。帰宅後やトイレの前後、調理の前後、汚物の処理後、オムツ交換の後などは石鹸を使ってしっかりと手洗いをしましょう。

また部屋の消毒はリモコンやドアノブ、テーブルなど人がよく触れる場所を中心に行ってください。

吐物で汚れた洋服の処理の仕方

吐物で汚れた服は、汚れた所を予洗いした後、他の洗濯物と一緒に洗濯しても大丈夫です。予洗いのみで気になるようなら消毒してから洗濯してください。

病院受診のタイミング

目がとろんとしてぐったりしている、吐いたものに赤色や緑色のものが混ざっている、12時間以上おしっこが出ない、くちびるが乾燥している、泣いても涙が出ないなどの症状がある場合は脱水状態が進行しています。

これらの項目が1つでも当てはまる場合は、診療時間外でも早めに受診してください。

アドバイス
静岡県立こども病院勤務
原田 奈々絵(はらだななえ)さん
◆プロフィール
看護師歴14年目、こども病院歴6年目。外科系病棟所属の小児救急看護認定看護師です。お父さんやお母さんが”子どもの様子がいつもと違う”と感じる時は、問題が起きていることが多いです。 食べる・寝る・遊ぶができているか、尿・便の状態を見ておくことをオススメします!!
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